ホノルルで見る南十字星
第一回目は、ハワイからスタートします。常夏で爽やかな気候と綺麗なビーチ。自然を感じる島々。私も大好きな旅行先です。海外旅行の定番なので情報があふれていますが、あまり知られていないのが、星空のこと。
1月から7月くらいの半年限定ですが、ホノルル、ワイキキビーチで、南十字星（みなみじゅうじ座）がきれいに見えます。
ワイキキビーチ沿いのホテルのテラスから撮った南十字星です。右手の船の上のほう。画像があまり良くありませんが、なんとか見えますね。ホノルルの街は明るいので、夜空を見上げても星の数はそれほどたくさんは見えないのですが、南十字星ははっきりと見ることができます。
南十字星のこと
南十字星は、南半球の国々の国旗にもよく使われている、南半球を代表する星座です。というのも、南半球で南極の位置を知るために使われていた星座だからでしょう。天の北極には北極星があるので地軸の位置がわかるのですが、南極にはそのような星がないので、この星座が使われていました。十字の短いほうの右側の星と、長いほうの下の星をつないで、だいたい4.5倍したところに天の南極があります。昔の人ってどうやって星で方向を知ることを考えたのか、本当にすごいと思います。
南十字星の探し方
南十字星の探し方ですが、十字型が見えて、これかな〜？と思ったら、十字の短いほうを左に伸ばしていくように、少し左側を見てください。写真でも見えていますが、明るい2つの目印になる星があります。また、十字の右側の星の下に少し暗い星が見えるはずです。オーストラリアの国旗でも有名なあの形ですね。目印の星があって、この形が見えればほぼ間違いありません。これはアナログな方法ですが、最近はスマホアプリでも星座を探すアプリがたくさんあるので、まず、十字型が見つからない〜という人は、それを使えばすぐ見つかります。私はStar walkというアプリを使っています。スマホを向けるとその向きに合わせて画面の中にその時刻の星座や衛星の情報が表示されるので、星空と見比べながらすぐに探せます。出かける前にインストールしておくと安心かもしれません。星を見るときはスマホの光が強いとよくみえませんので、アプリを夜間モード（赤い画面）にすることを忘れないでくださいね。
ゴールデンウイークなど夏休み前の旅行でぜひ
天の南極を示すだけあって、北半球では見えにくいので、日本では沖縄でやっと見えるくらいの星座です。見たことのない方も多いのではないでしょうか？ショッピング帰りに、夕食を食べに出たら、ちょっとだけ空を見上げてみてください。
