渋峠と日本国道最高地点
日本国道最高地点
群馬県と長野県の県境付近に、日本国道最高地点(標高2,172m)があります。国道292号線、草津志賀高原道路が通る「渋峠(しぶとうげ)」です。渋峠は群馬県と長野県の県境の峠ですが、日本国道最高地点の石碑は群馬県側にあります。草津温泉から車なら30分くらいのところです。
この地点からは景色が良く、車で通り過ぎてしまうだけではもったいないです。ぜひ車を停めて、降りてみてください。眼下に広がるのは芳ケ平湿原です。朝日も素晴らしく、写真家の方が集まって撮影しています。早朝、日の出くらいの時間に行くと、壮大な雲海が見られることもあるそうです。また、星空もとても美しく、星景写真家にも人気のスポットです。
注意・冬は通行止め
最高地点だけあって、標高が高いため、冬のシーズンは雪深くなるので通行止めとなり、周辺はスキー場に変身します。例年、ゴールデンウイーク前に冬季の閉鎖が解除されますが、その直後に行くと、雪の壁の間を通ることができます。雪の壁といえば立山黒部アルペンルートの雪の大谷が有名ですね。ここは、雪の大谷に比べると規模は小さいですが、自家用車で気軽に通ることができる雪の壁として人気があります。
渋峠ホテル
渋峠には渋峠ホテルというホテルがあります。ここはちょうど群馬県と長野県の県境の上にあり、写真のように建物の半分ずつがそれぞれの県になっています。宿泊はもちろんですが、軽食をとることができるので、ドライブの休憩所としてもぴったりです。このホテルでは、日本国道最高地点到達証明書を発行しています(200円)。冬季は自家用車は乗り入れられないので、宿泊する人は雪上車で送迎してもらうそうです。
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