旅人の手帖

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温泉といえば草津

草津は、温泉と言って真っ先に思いつく地名かもしれません。日本三名泉にも選ばれていて、もうみなさんご存知かと思いますが、草津温泉についておさらいしましょう。

草津温泉

草津温泉は、温泉の自然湧出量日本一を誇ります。その湧出量は毎分32300リットル。1日あたりだと、23万本のドラム缶に相当する量です。この豊富な湯量で、周辺の温泉宿で源泉100%の掛け流し温泉が楽しめるのです。泉質は酸性で、pHは2.1です。そのため、雑菌の殺菌性に優れています。また、神経痛や関節痛に効くと言われています。ただ、草津温泉のお湯は熱いので、かぶり湯で体を慣らしてから入浴しましょう。

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湯畑

言わずと知れた、草津温泉一番の見どころです。湯畑からは毎分4000リットルの温泉が湧き出ています。周辺では硫黄の香りがします。

湯畑では、熱いお湯を湯樋と呼ばれる木の樋に通します。これによって適度な温度に冷まされるのです。その後、湯畑の端の湯滝を落ち、各旅館に振り分けられます。このようにして、高温の温泉を水で薄めることなく入浴できるようにしています。

湯畑では、昼は透き通ったお湯が青っぽく美しく見えます。夜はライトに照らされ幻想的な雰囲気となります。周囲には遊歩道があり、記念撮影をする人で賑わいます。また、湯けむり亭という足湯があり、自由に入ることができます。2010年に湯樋を改修し、周辺も整備されました。

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熱の湯と湯もみ

湯畑の目の前にある熱の湯では、「くさつよいとこ〜一度はおいで〜」で有名な草津節や草津湯もみ唄とともに、伝統の湯もみが楽しめる、湯もみショーを見ることができます。ショーの合間には、人数は限られていますが飛び入りで湯もみを体験することもできるので、観光客に人気です。

ところで、湯もみって?

草津温泉の高温のお湯を、その効能を落とすことなく入浴できるようにするために考え出された方法です。お湯の温度は、高いところでは95℃もあるので、そのままでは入れません。水で薄めてしまうとその効能が下がってしまうので、湯の中に六尺板を入れ、外気と触れさせ、かき混ぜることで適度な温度に下げるという先人の知恵です。

アクセス

高速道路のインターからは離れています。特に冬は雪があったり、道路が凍結することもあるので、スタッドレスタイヤ、チェーン持参でお出かけください。

電車の場合は、特急「草津」で長野原草津口駅まで行き、バスで25分、または、新幹線軽井沢駅からバスで1時間半〜2時間です。