旅人の手帖

どこ行こう?旅先でどこ見よう?そんなときに役立つ情報満載

御殿場で食べる和菓子

あの羊羹で有名な虎屋の新形態が御殿場にあるのをご存知ですか?御殿場には虎屋の工場があって、大きな直営店もあるので行かれたことがある方も多いかもしれませんが、そこから少し離れたところに、とらや工房というエリアがあります。

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とらや工房

東名高速道路 御殿場インターからほど近くにある東山旧岸邸に隣接した竹林の中にあります。この東山旧岸邸とは、元内閣総理大臣岸信介氏が晩年に住まわれていた建物です。

とらや工房のサイトでは「和菓子屋の原点」を今の時代に再現したいという思いが書かれています。その思いの通り、とても落ち着いた空間を贅沢に使った工房で和菓子か作られていて、見て楽しむ、食べて楽しむエリアになっています。

駐車場からすぐ、趣のある山門をくぐり、竹林を見ながら進んでいくと、その奥にモダンな建物が見えてきます。ここに、手作りの和菓子工房があって、職人さんが丁寧に和菓子を作っている作業を間近で見ることができます。そしてその和菓子を買える売店と、すぐ脇に、購入した和菓子や軽食をいただける喫茶室であるテラス席があります。建物は大きくはありませんが、周辺の敷地は広く、ゆっくりと散策もできます。

建築としての魅力

この建物は、建築業界でとても有名で、建築家 内藤廣さんの設計です。内藤さんは、御殿場や東京、京都の虎屋の建物も設計しています。隣接している東山旧岸邸も建築家 吉田五十八氏の設計で、近代数奇屋建築として有名です。建築に興味のある方はすでにご存知かもしれませんが、お出かけの際は両方の建築を見られると良いと思います。

和菓子と軽食

残念ながら?羊羹はありませんが、大福やどら焼き、最中、人形焼を購入することができます。この他、季節によって限定の和菓子があり、どれも美味しそうで選ぶのか大変です。喫茶室では、あんみつ、お汁粉などの甘いものの他に、軽食が食べられます。軽食は季節によって異なり、今(11-12月)は麦とろご飯がメニューになっています。

御殿場アウトレットからも遠くないので、ショッピングでたくさん歩いて疲れた後に一息、いかがでしょう?

アクセス

静岡県御殿場市東山1022-1

公共交通機関では行きにくいので、車をおすすめします。

 

富士山見ながらスイーツはいかが?

河口湖へ行くときはバスを使う方が多いかもしれません。東京駅から直行便があって便利ですし、料金も電車よりも安いので、バスを選びがちです。でも、河口湖ー大月間を運行している富士急行に乗ってみるのもオススメです。特に、富士急行が運行している富士山ビュー特急。その名の通り、富士山がとてもきれいに見える路線で、土日祝日は富士山を見ながら頂くスイーツプランがあるんです。

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この列車、九州を走る豪華列車のななつ星をデザインした水戸岡鋭治さんのデザインで、随所にこだわりが見えます。車両ごとにデザインが違っていて、車内を見学するのも楽しいです。自由席も設定されていて、スイーツはありませんが乗車券と特急料金で乗車できるので、車窓と車内を楽しむために乗ってみても良いと思います。

リニアを楽しむ

少し話が脱線しますが、富士急行JR東海のリニア実験線の高架下を通ります。ターミナル駅の大月からは、山梨県立リニア見学センターにも行くことができるので、鉄道好きな方やお子さんと行かれても良いでしょう。ときどきリニアモーターカーの乗車体験の募集があるので、興味がある方はリニア見学センターのウェブサイトをチェックしてみてください。

スイーツプラン

富士山ビュー特急のスイーツプランは、河口湖ー大月間の片道料金が大人1人4000円、小人3000円(運賃、特急券込み)と、通常料金と比べると高額です。でも、ちょっと贅沢ではありますが、普段と違う、列車でのカフェに気分が上がります!食堂車って憧れますよね。平日はスイーツプランはありませんが、特別車の1号車に乗車するとコーヒーなどのウエルカムドリンクサービスがあるそうです(この場合は乗車区間の特急料金+900円)。

富士急行のウェブサイトから予約ができます。この記事の最後にリンクがあります。

車内で食べるスイーツ

さて、気になるスイーツは、ハイランドリゾートホテル&スパのシェフパティシエ、橋本道郎さんの監修で、山梨の味覚を使ったスイーツです。この日は、ケーキとプリン、フルーツサンドとマカロンという組み合わせでした。

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どれも美味しかったです!スイーツは少し小ぶりですが、富士急行は全線乗っても50分ほどなので、車窓を眺めながらゆっくり食べて、ちょうど良いくらいです。飲み物は好きなものをおかわり自由でいただけます。いまは秋のスイーツにメニューが変わっているようですので、季節ごとに楽しめます。

運行情報

富士山ビュー特急とスイーツプランの運行情報です。富士急行のウェブサイトにリンクします。

www.fujikyu-railway.jp

 

ハワイ島で満天の星空を見る

 全力でオススメしているハワイ島。前の記事で予告した通り、ハワイ島の星空についてご紹介します。

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星空観測

さて、夕陽ツアーに参加すると、日没後にマウナケア山頂から少し下った広場での星空観測が組み込まれているものが多いです。さすが、望遠鏡もたくさんあるマウナケア、光害を防ぐために明かりが限られているので真っ暗で、星の数が全然違うのです!星空メインで考える方は、月の光の影響を避けるために新月の日を狙って行くのがベストですが、日没後に月が沈む月齢(下弦の月から上弦の月)でも大丈夫です。それ以外のときでもできるだけ月の光が影響しないように場所を工夫してくれたりするとのことでした。満月のときは、月を見るのもまた良いようです。写真を撮りたい人は、三脚を持って行くと良いと思います。

星の知識がなくても大丈夫

ツアーでは、星空や星座を説明してくれたり、望遠鏡で星を見ることもできます。土星が出ていれば、望遠鏡であの輪っかを見ることができます。あまり星に詳しくなくても楽しめます。星空に興味がない人でも、満天の星空には感動すること間違いありません。自然の美しさを感じてくださいね。

オススメのツアーは前の記事を参照してください。

天文ファンの方へ
マウナケア山頂では世界各国の望遠鏡群を見ることができます。残念ながら夕陽ツアーでは望遠鏡の中を見学することはできませんが、外観を見るだけでも感激します。内部を見学したい方には別途ツアーもあるようです。すばる望遠鏡では、直接個人で見学予約もできるのですが、問題はそこまでの交通です。自力で行かなくてはなりません。前記事でも書きましたが、一般観光客がレンタカーで登るのは禁止です。腕に自信のある方でも、高山で酸素が薄い状態は非常に危険なため、ツアーにしましょう。
また、オニヅカビジターセンターからマウナケア山頂に向かう途中では、火山ならではのゴツゴツした景色が見られます(道路もゴツゴツしています)。この土地は月面の砂と似ていると言われていて、実際に宇宙飛行士が月面を想定した訓練をしたりすることもあるそうです。

自分へのお土産も

オニヅカビジターセンターの売店には、星空グッズなどが揃っています。小さい売店なので、登頂前の順応の時間はツアー客で混雑しますが、めげずに並んで購入しましょう。ここ以外で売っていないものもあるので、自分へのお土産を見つけてください。もちろん、天文ファンのお友達へのお土産には喜ばれること間違いありません。

ハワイ島 マウナケア山頂で夕陽を

ふたたびハワイの記事です。ハワイ好きです。

さて、ハワイに行くならぜひ行ってほしいハワイ島。日本からだと、どの地域からもホノルルへのフライトが多いので、オアフ島だけで過ごしてしまう方が多いのですが、火山から大自然からパワーを感じるハワイ島は一番のオススメハワイです。

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マウナケアに登る

特に、ハワイ島まで足を伸ばす価値があるのが、マウナケア山頂から夕陽を見るツアー。マウナケアは標高4000mを超える山ですが山頂まで道路があり、車で行けるので、足腰の弱い方や年配の方でも行くことができます。ただ、注意したいのは、レンタカーでは保障がありません。山頂近くでは道も悪く、気圧が低いため注意力が散漫になることから、一般観光客の運転では危険なためです。そのため、ツアーに参加するのが必須です。少しお値段は張るのですが、それでも絶対行く価値があります。

標高が高く空がきれいなので各国の望遠鏡がたくさんあります。日本のすばる望遠鏡も有名ですね。望遠鏡群は圧巻で、天文好きの方にもオススメします。絶対に感激しますよ。星空については、次の記事で詳しく書きたいと思います。

マウナケアへのツアー

マウナケア山頂の夕陽ツアーはいろいろありますが、マサシのネイチャースクールが一押しです(個人の感想です)。旅行代理店を通して予約すると、現地のツアー会社を指定できないことが多いので、もし、このツアーを希望するなら、下記のウェブサイトから直接予約されると良いと思います。

www.minshuku.us

ハワイといっても、マウナケア山頂は雪が降るほど寒いので、防寒対策が必要です。ここのツアーは特に防寒準備が充実していて、プロ並みの写真を撮ってくれるガイドさんが案内してくれます。ちなみに写真は無料で頂くことができますよ。

ツアーでは、途中のオニヅカビジターセンターで1時間の休憩を取ります。ここで、高度に慣れ、高山病を防ぐためです。山頂までの道路は緩やかなので、標高が上がったことにあまり気づきませんが、オニヅカビジターセンターでも既に標高2800mです。ここにはお土産の売店もあり、ここでしか買えないお土産もあるのでお見逃しなく。

直行便が運行開始

2016年12月21日から、ハワイアン航空が日本からハワイ島のコナ空港への直行便を運航するようです。ハワイ島へも行きやすくなりますね。嬉しい!

外国人の東京観光案内に困ったら

銀座の文房具の名店、伊東屋。昨年、銀座本店がリニューアルして、G.Itoyaに生まれ変わりました。昔の、ここに行けばとりあえず何でも揃う、という老舗文房具店から、オシャレ系ショップでクールジャパン(?)という感じに大きく変わりました。個人的には何でも揃って欲しいところもありますが、外国人を案内することも多いので、とても助かっています。

外国人受けする伊東屋
大きなショーウインドウ全体が回転して扉が開く開店(回転)の瞬間には、多くの外国人観光客がスマホやカメラを片手に集まってきます。せっかく行くなら、この時間を目指しましょう。開店は11時です。(2016年12月現在)
エスカレーターは上りしかないので、ワンフロアずつ見ながら上がっていきます。5階や6階には日本だけでなく海外の優れものやおしゃれなアイテムが揃っていて、外国人観光客がまとめ買いしている姿も見られます。普段使っていると気づきませんが、日本の文房具は優れているものが多く、外国人にとっては驚くものばかりなので、一般的な文房具のコーナーにもぜひ立ち寄ってくださいね。

純粋に文房具が欲しい方は、裏通りにある別館のK.Itoyaが良いでしょう。ペンの替え芯やオフィス系の文房具は別館に充実しています。
さて、G.Itoyaに戻ります。途中からは階段またはエレベーターになります。階段もエレベーターも分かりにくいですが、お店の奥の方にあるので、どんどん奥に進みましょう。そして11階まで行くと、なぜか野菜工場。ここの野菜は12階のカフェで使われています。

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Cafe Stylo
12階のカフェです。ガラス張りの窓から外が見えるお洒落なカフェです。Styloというのはフランス語でペンの意味だそうです。
ランチでパンケーキをいただきましたが、唯一の欠点が、お値段…。

カラフルで美味しいパンケーキですが、こちらは1,600円。それでも外国人、特に欧米系のお客さまにはとても人気なんです。パンケーキの他にも、エッグベネディクトやサンドイッチなど、どれもおしゃれなメニューが揃っています。

アクセス

東京都中央区銀座2-7-15